ピッキングはピックを使う?
近年、窃盗団によりマンションなどのピッキング被害が増加している。
このようなことをネット上のニュースサイトでよく見かけます。
しかし、私たちが普段何気なくピッキングという言葉を使っていますがピッキングとはどのような行為のことをいうのでしょうか。
調べてみるとピッキングは錠前を鍵を使用さずに解錠する行為です。
または錠前を破壊することなくピックという道具を使い解錠することを言います。
ちなみに錠前を破壊してしまう開錠する行為は「破錠」になります。
そもそもなぜピッキングを行う必要があるかというと窓ガラスなどの破壊を行なってしまうと周囲に察知されやすくなってしまう恐れがあるからです。
先ほどのピックという道具はフックピックやダイヤモンドピックなどいくつか種類があります。
このピックはシリンダーの上のピンと下のピンの間を整えるための道具です。
さらにピッキングツールと言ってもピンからキリまで存在します。
初心者用もあるがプロ用になると数十本もピックを所持している。
だが、このピックは平成15年6月4日に施行されたピッキング防止法でピッキングツールを受け取る人が業務その他正当な理由がなく所持するという事情を知っているにも関わらずツールを販売や授与することが禁止されています。
しかし動画サイトのYoutubeで「ピッキング」と検索してみるとヘヤピンやワイパーの骨などで開錠させる方法を解説している動画がアップロードされている。
またピッキングは鍵屋だけが特別にできる技術ではなく講習会などが行われています。
ですが、このように鍵屋だけが行える特別な技術ではなくなると簡単に開錠されてしまう危険性があります。
ピッキングの対策としては全国防犯協会連合会が防犯性に高い建物部品として認定した場合にCPマークを表示させることができます。
これがCP認定の証となります。
また耐ピッキング性能に優れた交換用シリンダーを「CP-C認定シリンダー」と呼びます。
もしくはCP-C錠認定と言います。
もしもご自宅の錠前と鍵に不安を感じるようであれば認定されているものに取り換えてもらうと良いでしょう。
取り換えてもらっても窃盗団はピッキング以外にもサムターン回しやカム送り解錠などの方法で被害にあう恐れもありますので、別の防犯対策もしっかりと行うことも必要です。